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令和8年度

Tango Good Goods
認定商品発表

商品数50点(30業者)を認定
丹後の優秀産品6点を選定

投稿日: 2026年7月15日
更新日: 2026年7月15日

令和8年度の認定状況

令和8年度Tango Good Goods(丹後ブランド産品)認定商品については、新規申請14品を含む商品数50点(30業者)の応募がありました。

6月23日(火)・24日(水)に令和8年度Tango Good Goods認定審査会を開催し、下記3名の審査委員に全ての応募商品を審査いただきました。

審査の結果、推奨されました丹後産品について、「Tango Good Goods認定推進委員会」で協議し、商品数50点(30業者)を令和8年度Tango Good Goods認定商品として認定しました。

令和8年度Tango Good Goods優秀産品

優秀産品の紹介

令和8年度のTango Good Goods認定商品の中で特に優秀で、認定事業の推進並びに地場産業の活性化に寄与し、丹後のものづくりの模範となると認められるものとして、令和8年度優秀産品6点が選ばれました。

評価ポイントなど審査員の講評コメントをまとめておりますので、ご紹介します。

優秀産品 6選

優秀産品 1

京都伊根産 マグロの夕日漬け丼/鯛の夕日漬け丼/ぶりの夕日漬け丼、京都宮津産 炙り鰆の夕日漬け丼

商品形態: 真空パック

分類: 食品京丹後市

㈱ポラリス

丹後産の魚を使った漬け丼。地元でしか味わえない海鮮丼をご家庭で手軽に味わえます。全国に数多くある丼商品のなかで、日本海に沈む夕日という丹後ならではの情景を冠した名称も差別化の要素となっています。複数の魚種で展開するシリーズ商品として厚みがあり、観光客、インバウンド需要に強く訴求でき、真空パックによる冷凍流通でECサイト、ふるさと納税返礼品でも丹後の魅力を発信できる商品として評価されました。1〜2人前の食べ応え十分のボリューム感のある商品です。

優秀産品 2

フライdeタンゴ

商品形態: 真空パック

分類: 食品京丹後市

うめや本舗

宮津名物カレー焼きそばを宮津産はんぺんでサンドし揚げ物にした、これまでに無いユニークな商品です。麺も野菜も地元産にこだわったものづくりと現地でしか味わえない宮津焼きそばをご家庭で手軽に味わえる商品としたアイデアが評価されました。味付けはお子様でも食べられる甘口タイプ。食べたい分だけレンジで温める手軽さがあり、真空パックによる冷凍流通でECサイト、ふるさと納税返礼品でも丹後の魅力を発信できる商品です。

優秀産品 3

薦池大納言ぜんざい

商品形態: レトルトパウチ

分類: 食品伊根町

㈱KOMOIKEあずき

古くから薦池集落で栽培されてきた小豆は土質や気候によるものか、通常の2倍以上の大きさがあり、他の地域に植えても年々小粒になるため、薦池の地でしか栽培できない希少性のある小豆。一時は高齢化等で栽培が危ぶまれたため生産組合を設立。生産者の所得向上と持続可能な農業への取組みなど、商品の背景も含めて評価されました。大粒の小豆はホクホクしておいしく、レトルトパウチなので常温流通も可能で、ご家庭でもお手軽に味わえます。

優秀産品 4

国産レモンとはちみつの飲むゼリー

商品形態: スパウトパウチ

分類: 食品京丹後市

㈱エーゲル

スパウトパウチで手軽に飲めるゼリーはこれまで丹後にはなかった新しい商品です。自社養蜂のはちみつとクラフトジンの製造のなかで生まれたレモン素材を無駄なく活かしたものづくりの姿勢も評価されました。柚子や梅など丹後の身近な素材でのシリーズ展開も期待でき、丹後の食材、植物資源へと結びついた商品群へと育つ可能性も評価されました。

優秀産品 5

カニの幸福論

商品形態: カップ酒、乾燥ゆでズワイガニセット

分類: 地酒京丹後市

合同会社まるっぽ間人

フグのヒレ酒のようにカニの香りと風味を日本酒と共にご家庭で気軽に味わいたい、そのアイデアを実現するため試作を重ね、間人産こっぺがにの1/2匹をミソや卵をそのままで乾燥し真空パック。カップ地酒とセットにした商品。カニは敢えてカップに収まらないサイズとし、SNSなどでの映えを意識するなど拡散も計算されています。透明ケースに入れることで商品コンセプトもよくわかり、ネーミングもユニーク。観光土産品だけでなく居酒屋メニューとしても販路があります。アイデアを商品化した努力が高く評価されました。

優秀産品 6

ストラップ(ランドセル)ちりめん小花付き

商品形態: アクセサリー

分類: 工芸品京丹後市

丹後八姫会

水引にも使用される紙バンドの端材を利用し小さなランドセルを制作し、ちりめんの小花をあしらった商品。ストラップを付けてカバンや小物に飾り付けが出来ます。繊細でセンスの良いものづくりが商品開発の範となるとして評価されました。

審査員の講評

認定審査会の最後に、3名のアドバイザーから全体講評をいただきました。日々の商品づくりや販売にそのまま役立つお話ばかりですので、ぜひ自社商品の見直しにご活用ください。

1 食品表示について

的早 剛由 審査員

食品表示やHACCPの専門家であり、官公庁や民間での豊富な実務経験をもとに、品目管理・衛生指導など多方面で支援を行っている。
(食品表示アドバイザー)

食品表示のアドバイザーとして、もう10年ほど毎年お邪魔していますが、年々、丹後の食品表示は良くなってきていると感じています。今年は業者の皆さんがよく勉強され、研究も努力もされていて、指摘するようなところがほとんどありませんでした。100点満点で言えば、ほぼ100点に近い食品表示ができていたと思います。

◆ それでも「完全な100点」を目指してください

百貨店さんや量販店さん、コンビニさんとお付き合いを始めて、実際に商品を流通に乗せようとすると、100点に近くても非常に小さなミスを見つけられ、担当者から「ここを直してください」と言われて費用がかかってしまう、ということが起こります。そうならないためにも、100点に近づけていっていただければと思います。

◆ 法改正への対応(特に注意してください)

今年の4月1日には、アレルギー表示の項目が変わりました。カシューナッツは表示が「義務」に追加され、使用したら最終製品に必ず表示が必要です。ピスタチオは表示が「推奨(任意)」となり、使用時は表示が望ましいとされています。こうした改正は今後もしばしば行われますので、情報を漏らさず取り入れていくことが非常に重要です。その情報を仕入れる窓口として、ぜひアミティ丹後との繋がりをさらに強くしてください。

◆ 今回気になった点(2つ)

① アレルギー表示が古い表現のもの(2件)。古い法律の言葉のまま「原材料の一部に〇〇を含む」と書かれたものがありました。今は「一部に〇〇を含む」が正しい表記です。② 食品添加物のあとの「読点(、)」抜け。その点(、)がないだけでも、役所の方や表示にとても詳しい量販店・百貨店の担当者は見つけ、「これでは取り扱いできません」と言ってくることがあります。

表示が少しでも不安なときは、しっかり情報交換をして、100点にした上で「これで大丈夫」という表示を作り、それから取引を始めて出荷する――という形にしておくと、より安心です。

的早審査員
小畑審査員

2 売れる商品づくり ― 10のチェックポイント

小畑 陽一 審査員

JFSマスター(農林水産省認定HACCP相談員)。登録経営戦略マーケティング専門家として、食品関連中小企業の販路開拓や商品開発支援に精通。
(マーケティングアドバイザー)

以前から「価値開発」というお話を続けてきましたが、その商品にどれだけ価値を入れることができるか、そこがやはり重要です。毎年どんどん、皆さんの商品には価値がたくさん入ったものが増えてきていると実感しています。今回も、伊根の海鮮丼や、間人のこっぺがにをそのままワンカップのお酒に入れるという奇抜な商品など、目で見て映え、言葉でもイメージできる商品が出ていました。

◆ 食品開発で意識したい10のチェックポイント

ポイントねらい・例
丹後ならではの素材丹後で生産・水揚げした素材を前面に(トマト、魚介 など)
ストーリーが伝わる歴史・文化・つくり手の顔が見える
ここでしか買えない限定品丹後限定・季節限定。「限定」そのものが価値
インバウンド対応ビーガン・ハラルなど海外の習慣・宗教への配慮
小容量・食べ切りサイズお試し需要、少人数旅行、賞味期限への対応
常温保存・日持ち日持ちを意識した設計(冷凍技術の活用も)
SNS映え見て映える・言葉でイメージできるインパクト
健康志向無添加・オーガニック。認証マークも有効(特に輸出)
簡単調理レトルト・解凍してすぐ・調理済み惣菜
ギフト対応贈って嬉しい見栄え・セット化

◆ もう一つの注目市場:備蓄食品と「ローリングストック」

災害などに備えた「備蓄食品」市場では、賞味期限の長いものをただ置いておくのではなく、日常的に食べるものを少し多めにストックし、食べたら買い足す「ローリングストック」という考え方が重視されています。賞味期限が3〜5年でなくても、1〜2年で美味しい方が、むしろ選ばれやすくなっています。

◆ 丹後で可能性のある商品アイデア

レトルト海鮮丼/丹後の魚介を使った炊き込みご飯、京丹後の野菜を使ったポタージュ、へしこのオイル漬けなどの高級シリーズ、丹後米のお粥(備蓄・ローリングストック向け)、地元の出汁を活かしたスープ・鍋つゆ、ビーガン対応の和惣菜、丹後のフルーツを使ったコンフィチュール・スイーツ、日本酒・クラフトビールに合うおつまみ(海外需要も)。

発表はこうして年に1回ですが、できれば1年を通じてやり取りをさせていただきたいと思っています。お困りごとやご相談は、どんどん投げてください。

3 今の時代に合わせた売り方

本山 喜之 審査員

6次化商品の開発支援や販路開拓支援の専門家。京都の道の駅やGOOD NATURE STATIONなど複数拠点での実践経験を持ち、消費者目線に立った現場ベースのアドバイス・改善提案を強みとする。
(商品開発・販路開拓支援アドバイザー)

この審査会は3年目になります。今回は新規も含めて約50点を審査しました。2023年に認定された商品の、3年を経ての再審査も含まれています。2026年の今は、米騒動もあり、原材料も人件費も上がり、「とにかく何でも高い」という不安の中にあります。こうなると、お客様は商品に対するゆとりがなくなり、まず削られるのがお土産代です。

◆ 再申請は「立ち止まって見直す」好機

再申請の事業者さんを拝見すると、値上げは皆さんされています。これは仕方のないことです。ただ、その中で、パッケージを変えたり、中身が見えるようにしたり、デザインを一新してブラッシュアップした上で再申請された事業者さんは、実は4件のみでした。3年前と同じ企画のままで、本当にこのまま売れ続けるのか。そこで一度立ち止まって考えてもらえること、それがこのTango Good Goodsの審査会という場の大切な意味だと思っています。

◆ 値段を下げるより「中身・見せ方」の工夫を

お土産代が厳しくなっている一方で、お客様が商品を見る時間はむしろ増えています。「この人にはこれ、この人にはあれ」と選び分けるような買い方に変わってきているのです。利益を削って安くするのではなく、内容を見直したり、見栄えのやり方を変えたりして、お客様が「買いたい」と思う価格帯に合わせていく。これは、まったく新しい物作りをするよりも、ずっと行動を起こしやすいはずです。

◆ 売れる時期・売れない時期を意識する(年間の目安)

時期消費の傾向
7月ボーナス・お中元でお金が動く(繁忙)
8〜10月やや落ち着く
11〜12月年末・お歳暮・お正月で消費が大きい(繁忙)
1〜2月全国的には消費が少ない。ただし京丹後は「カニ」シーズンという強み

今回、新規申請は14品ありました。新規が増えるのは、とても良いことだと思っています。私たち審査員を困らせるくらい、面白い商材がどんどん出てくること、そこに大いに期待しています。

本山審査員

通年でご相談ください

3名のアドバイザーが共通しておっしゃっていたのは、「相談は審査会のときだけではない」ということです。1年を通じて、商品開発・食品表示・販路開拓のご相談が可能です。お困りごとやアイデアは、アミティ丹後まで、どうぞお気軽にお寄せください。

公益財団法人 丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後) 丹後グッドグッズ認定事業 事務局

事業の流れ

募集 → 認定 → カタログ作成 → 見本市開催