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令和4年度Tango Good Goods認定状況について

令和4年度のTango Good Goods認定状況について

今年度の応募商品については応募者38業者、応募商品数61点の応募がありました。また、8月2日(火)・3日(水)に実施した令和4年度Tango Good Goods認定審査会において審査委員から推奨されました丹後産品について「Tango Good Goods認定推進員会」で協議した結果、今年度は認定38業者60点を認定しました。

令和4年度優秀産品の紹介

令和4年度の優秀産品は、下記3点が選ばれました。優れている点等のコメントをまとめておりますのでご確認下さい。

商品名業者名評価ポイント
京都産 干しいも株式会社真田京丹後の国営農地で育った紅はるかを使用した干しいもで、これまで丹後地域にはなかった加工食品であり、国内外やインターネット通販でも人気・需要の高い新規商品である。紅はるかは、湿度、乾燥時間、水分値を徹底管理することで、しっとり感と甘みのある仕上がりとなっている。6次産業化を推進し農業振興に寄与するとともに海外への通販による販路拡大の可能性も見込める。 
お茶レター京丹後市観光公社京丹後産上級煎茶のティーパックを絵葉書として使用できるパッケージに入れた商品。  京丹後市内の人気スポット、風景を写真ではなくカラフルなイラストで紹介し、オリジナリティ溢れるパッケージになっている。切手を貼れば旅先からメッセージとして郵送できるなど、これまでになかった新しい販売法の可能性と使いやすいおみやげとしてのアイデアを評価する。
京都ケーク・サレビオ・ラビッツ株式会社サレはフランス語で「塩」を意味し、有機JASの認定を受けた農場で栽培する有機野菜を使用。また小麦粉を使わず丹後産の米粉を使い焼き上げている。  季節に合わせ使用する野菜毎に、下処理を施し焼き上げるなどきめ細かな調理で野菜の甘味が引き立ち、おやつとして楽しめ、おかずにもなる商品。完成度が高く、6次産業化を牽引していく商品として評価する。

令和4年度Tango Good Goods認定審査講評について

「商品の名前」という言葉がありますが「商品」の部分を「価値」に置き換えて考えるようにしています。

○小畑審査員
(主な審査担当部門 マーケティング)

専門は商品開発や販路開拓で、日々事業者と組んで商品開発や販路開拓について考えています。今回の審査会で特に感じたのは商品名の部分で、「商品の特徴を表す名前にされた方がより分かりやすい商品」になるのでは、と思うケースが多かったです。商品開発の部分で日々感じていることは、「商品の名前」という言葉がありますが「商品」の部分を「価値」に置き換えて考えるようにしています。このように考えたときに「商品の名前」が「価値の名前」になります。つまり商品の価値を商品の名前にするのが、消費者にとって特徴が分かりやすい商品になります。地元の密着商品や昔ながらの商品でそのまま地元に愛されていく商品として育てるという事も大事ですし、地域外や海外へ販路を求めた場合は、より「価値」という所を商品の名前にすることが販路開拓の近道になる場合が多いです。 また、価格にしても「商品の価格」と考えるより「価値の価格」と考えると価格を考える参考になると思います。

周りに併せた商品価格ではなく自分の価格が付けられるようになるかと思います。 パッケージにしてもデザイナーに頼む際に、大きなイメージを伝えただけではデザイナーも消費者に伝わるパッケージをイメージしにくくいいパッケージはできにくいが、デザイナーに「この商品の価値はこうだからその価値が誰にでも伝わるパッケージの作成」を依頼すると、商品価値が伝わるパッケージが仕上がってくる可能性は高くなると思います。 ターゲットを考えるのも量を考えるのもすべて、商品を価値に置き換えて、一つ一つ考えていただくと最短ルートで答えまでたどり着けると考えていますので、活用してみてください。

もう1点、販路開拓の部分で、海外に輸出をするということに非常にハードルが高いと考えられている方が多いですが、現在は以前から海外輸出を実際に行ってきた人の力を借りることでハードルが低くなってきています。例えば、お茶屋さんで10年前から海外輸出を始めて、今では随分と取引が増えてきた事業者がおられます。その事業者は10年間、事務処理から始まって販路開拓、取引方法等を実際に行ってきたというノウハウがあり、このノウハウを活かして様々な他社商品の販売代行をされています。このような販売代行してくれる事業者が増えてきていますので、テスト販売ということで海外挑戦していくことは容易な時代になってきていますので、まずは挑戦してみることをご検討ください。

一番重量の多い原材料の原料原産地を必ず記載すること!

○的早審査員
(主な審査担当部門 ラベル表示・コンプライアンス)

2020年4月1日から食品表示法が施行され、2022年4月からは使用原材料の中で一番重量の多い原材料の原料原産地を必ず記載することとなっています。食品表示については主にこの2点を重要視して拝見しましたが、応募された事業者の多くは「よく勉強されていてしっかりできているな」というのが素直な感想です。ただ、食品表示は食品表示法と完全に合致していないと取引先、行政機関はそれを見つけて食品表示の修正を求めてきます。少しの間違いだから許すということはありません。特にアレルギー表示はすぐに製品回収になりますので注意してください。 このような所に注意して見させていただくと、残念ながら「原材料原産地の表示がない」「食品添加物の書き方の間違い」「アレルギー表示の書き方の間違い」がありました。対象商品にはアミティ丹後を通じて修正依頼を出していますので対応をお願いします。

食品表示法は常に変化がありますので一つお知らせですが、大豆「遺伝子組み換えではない」と表示している商品を行政は定期的に購入し、検査をしています。その検査で「遺伝子組み換え」が検出されても5%以下であれば許されてきましたが、今年度中には新しい法律が施行され予定では、来年度からは例え1パーセントでも入っていれば製品回収に繋がりますのでご注意ください。 食品表示は以前に比べて非常に勉強されているのが伝わってきていますので今後も努力を怠らないように努めてください。